年末に読んだ漫画『あたりのキッチン!』に、ブリ大根に刻んだ柚子の皮を載せるっていうメニューが出てきて、すっごく食べたくなったのでした。あー、やっと作れた。
ブリ大根っていうと、ブリのあらと大根を一緒に煮るだけのメニューなんですが、ブリの下処理が面倒くさーい、と思いがちですよね。
でも、漫画にも描いてある通り、やることは2つだけ。ブリのあらをさっと熱湯に通し、冷水に取ってウロコや血合いを洗っておく。これだけです。
皮を剥いていちょう切りにした大根を鍋に入れ、その上に下処理をしたブリのあらを入れ、さらにスライスしたショウガを載っける。(大根の下ゆでも面取りもナシ!)
漫画では、大根は3センチ幅のいちょう切りだったけど、私ゃもう少し火の通りが早いようにと、1.5~2センチくらいに切りました>適当w
そして次のポイントは、鍋に水だけじゃなくお酒もたっぷりそそいで火にかけること。漫画では、水3:酒1くらいの割合で、ってなってます。
さすがにこれだけお酒を入れると、沸騰したとき、もわーんとお酒の香りがw
これでブリの臭みがさらに抑えられて、おいしいブリ大根にしあがります。
あとは、沸騰したらあくをすくい取り、砂糖とみりんを投入。中火で10分煮たら、おしょうゆを加えてさらに煮ます。ブリが煮崩れないよう、できるだけ箸も入れず、大根に完全に火が通るまでひたすら中火で煮るだけです。
先に砂糖やみりんといった甘みの調味料を入れておいてから、あとでおしょうゆを入れるという2段階に分けた味付けのほうが、よく味がなじみますよん。
私は塩こうじを使ったので(何にでも塩こうじを使う私)、おしょうゆはごく控えめ。煮上がりの色も薄めですね。
献立は、こんな感じで。
ブリ大根に刻んだ柚子の皮を載っけて、おにぎりは青じそふりかけの「かおり」と、とろろこんぶふりかけを混ぜてにぎったもの。お汁ものは簡単に、鶏ガラスープを使って、お湯をそそぐだけの梅干しわかめスープです。
ショウガも結構使ってるブリ大根に、柚子の皮まで載っけるってどうかなーと思ったんだけど、ショウガはショウガ、柚子は柚子で味に変化がついておいしかったです。
なお、煮物は冷めるときに味が染み込むので、作りたてじゃなくてちょっと時間をおいて冷ましたものを、温め直して食べるのがベスト。あー味の染みた大根が美味い♪
『あたりのキッチン!』今回のブリ大根は、まだ単行本に入ってない話です。
2017年12月25日発売の『月刊アフタヌーン』に掲載されてます。
コミュ障だけど味覚・嗅覚・料理のセンスは抜群の清美ちゃんが、超苦手の接客に苦労しながらも定食屋さんでバイトする『あたりのキッチン!』(白乃雪/著)は、ほんわかした読み味の楽しい漫画ですよ。
◆追記◆
『あたりのキッチン!』を、サイドバーの「オススメのごはん漫画」に入れました。『あたりのキッチン!』は漫画の中で語られている通り、「お店で出す家庭料理」だから、おうちごはんとはちょっと違うかなと思って、当初は入れてなかったんですが、今回このブリ大根を作ったことで掲示させてもらうことにしました。
ウチはAmazonのアソシエイトを入れているので、自分の好きな漫画の表紙を好きなだけ並べておけるんです。アソシエイトなら「広告」っていうことで、作者さんの著作権を侵害することなく堂々と掲示できるので、ホントに嬉しい。
もちろん広告なんだから、まかり間違って漫画の売り上げに貢献できちゃうかもしれないし、自分のお小遣い稼ぎもできたらいいなっていう下心wもありますが、アソシエイトやアフィリエイトをやることのメリットって、こういうとこにもあるんですよね。